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S&P500・オルカン・先進国株の3指数で年5%運用、20年後の差は実際いくら?

2026年5月10日 ・ 複利コンパス編集部

資産形成・家計改善・お金の学びノート

3指数の違い、あらためて整理しよう

投資初心者が最初に悩むのが「S&P500にするかオルカンにするか」という問いです。さらに「先進国株」も候補に入ると、どれが自分に合うのかわからなくなりがち。

本記事では、この3指数の構造的な違いを整理したうえで、月3万円・20年間という同一条件で複利シミュレーションを比較します。

⚠️ 本記事の数字はあくまでシミュレーション(概算)です。過去のリターンは将来を保証しません。投資判断は必ず自己責任で。

指数の構成概要

指数 対象地域 銘柄数(目安) 特徴
S&P500 米国のみ 約500銘柄 米大型株に100%集中
オルカン(MSCI ACWI) 先進国+新興国 約2,900銘柄 最も広い分散
先進国株(MSCI World) 先進国23ヵ国 約1,400銘柄 新興国を除いた安定型

S&P500は米国一本集中のぶん、上振れも下振れも最も大きくなりやすいという特徴があります。オルカンは新興国(中国・インド等)を約10%含み、分散は最大ですが新興国リスクも負います。先進国株はその中間に位置します。


シミュレーション設定(共通条件)

計算の前提を揃えます。

指数 期待リターン 標準偏差(リスク)
S&P500 年7.0% 17.5%
オルカン 年6.5% 15.5%
先進国株 年6.3% 15.0%

上記の数値は過去20〜30年の参考データをもとにした仮定値です。今後が同じになるとは限りません。


20年後の資産シミュレーション結果

中央値(50パーセンタイル)

指数 投資元本 20年後中央値 増加率
S&P500 720万円 約1,830万円 2.54倍
オルカン 720万円 約1,680万円 2.33倍
先進国株 720万円 約1,630万円 2.26倍

中央値だけ見ると、S&P500が最も有利です。ただし「中央値」は1000回試行のちょうど真ん中の結果。リスクの違いが出てくるのが下振れのシナリオです。

下振れシナリオ(10パーセンタイル:1000回中の下位100番目)

指数 10パーセンタイル 元本比
S&P500 約750万円 1.04倍(ほぼ元本割れ寸前)
オルカン 約810万円 1.13倍
先進国株 約820万円 1.14倍

S&P500は悪いシナリオで元本割れギリギリまで下振れするリスクがあります。オルカン・先進国株はリターンこそ低めですが、下振れ耐性が高い点が魅力です。


「どれが正解か」より「自分のリスク許容度」

3指数の差は、一言で言えば「米国集中のリターン追求 vs 国際分散のリスク抑制」のトレードオフです。

こんな人にはS&P500

こんな人にはオルカン

こんな人には先進国株


費用(信託報酬)の差も無視できない

20年積立の場合、信託報酬(コスト)の差が最終資産に影響します。代表的なインデックスファンドの信託報酬比較(2026年5月現在の参考値):

ファンド 指数 信託報酬(年)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) S&P500 年0.09372%
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) MSCI ACWI 年0.05775%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス MSCI World 年0.09889%

コストは非常に近く、20年でも差は数万円程度です。コストより指数の選定の方が影響が大きいと言えます。


まとめ

本記事の数字はあくまでシミュレーション上の概算です。実際の運用では税金・手数料・為替の影響もあります。投資判断は自己責任で行い、不安な方はFP等の専門家への相談も検討してください。

複利コンパスでは自分の条件で積立シミュレーションを試せます。ぜひトップページで試してみてください。